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猫のすてき住まい

Let's トライ!すぐに実践できる猫のお役立ちコンテンツ

猫のすてき住まい Chapter 3
猫のすてき住まい
猫がストレスを感じない空間づくりはとても大切です。
すぐに実践できる"住まいの工夫"をご紹介します。

東京農工大学特任講師
監修:入交 眞巳先生

猫の1日の過ごし方から住まいを考えよう

安心して睡眠や休息ができる場所を作ることがポイント!

農場で生活するFarm catの調査によると、猫は1日のうちの約40%を睡眠に、22%を休息に、その次にハンティングやグルーミングに時間をかけながら過ごしています。そのため、お家の環境を作る場合は、寝床について考えることが大切です。人と同じようにやわらかいところに寝るのが好きなので、十分に睡眠や休息ができるよう、やわらかいベッドを色々な場所に用意して好きに寝られるようにします。 2頭以上飼っている場合は、同居猫と必要に応じて距離を取れるような配置でベッドを用意します。
また、猫はストレスがかかったり怖いと思うと、隠れたり高いところに登って下の安全を確認する動物です。安心して隠れたり、登ってリラックスして安全を確認できる場所を用意することが大切です。キャットタワーややぐらを用意するのも1つの方法ですが、家にあるものを工夫し、出窓にふわふわのベッドをおいたり、椅子の下に猫が出入りできるように工夫して場所を確保するなど、家具を上手に使うことで登れる場所、隠れられる場所を作ってもよいでしょう。また、キャットウォークの代わりに本棚の上やソファの背中など家具を上手に配置することで猫が高いところに登って移動することができます。色々なアイデアで、猫が快適だと思う環境を作ってみましょう。

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    ▲やわらかいベッド
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    ▲出窓のベッドに登って休む猫
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    ▲ソファベッドの下に隠れる猫
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    ▲家具を利用したキャットウォーク

ネコが2頭以上いるときは?

ストレスなく暮らすためにパーソナルスペースを作ることがポイント!

まずは、猫同士の相性を見てみましょう。相性が良ければお互い近くにいたり一緒に寝たりしますが、微妙な関係の場合は微妙な距離感を作ります。微妙な関係であればなおさらですが、仲が良くてもそれぞれが自分のスペースでゆっくりできるように色々と工夫をしてみましょう。
仲が良くても年齢が離れている場合は、若い猫がシニアの猫にちょっかいを出すとシニアの猫が嫌がることがあります。例えば、若い猫だけが飛び乗って遊べるような空間を高い場所に作る、シニアの猫が隠れられるようにキャットタワーの一部に場所を作る、若い猫が近づくことをシニアの猫が嫌がるときは飼い主が引き離すなど、必要に応じて距離を取れる工夫をします。

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    ▲若い猫が冷蔵庫の上に登って遊ぶ様子
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    ▲シニアの猫がキャットタワーに隠れる様子
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    ▲若い猫だけが登れる本棚

離れた場所に作った食事スペース。ごはん中に閉められる扉が間にある
▲離れた場所に作った食事スペース。ごはん中に閉められる扉が間にある

2匹それぞれが寝るベッド
▲2匹それぞれが寝るベッド

キッチンにあるシニアの猫の個室
▲キッチンにあるシニアの猫の個室

◎食事の場所
2匹の猫が一緒に食事をすると食べるペースが違うので関係性が崩れたり、若い猫がシニアの猫のご飯まで食べてしまい困ることがあるので、食事のスペースを分けてもよいでしょう。例えば、離れた場所で必要に応じて扉を閉めてお互いが邪魔をしあうことなくストレスがかからないような場所に食事場所を作ります。

◎トイレ
多頭飼育の場合、すべてのトイレを並べて置くのはよくないかもしれません。排泄中に他の猫が邪魔をしたりからかったりして、排泄している猫が嫌になりトイレを使わなくなる原因となることがあります。排泄を邪魔したり急がすことがないようトイレを色々な場所に用意して1頭が使っている時は、他の猫は他のトイレに行けるように隙間を空けてゆっくりできるようにトイレを離したり、部屋を変えたり工夫をしてみましょう。

◎寝る場所
一緒に寝たかったら一緒に、別々に寝たかったら別々にも寝られるように布団を並べたり離したりしてみましょう。

◎個室
シニアの猫がどうしても若い猫を受け入れられないなどといった時は、邪魔されずゆっくりできるような必要最低限のものを置いた個室を作るのもよいでしょう。

猫の住まいに必要なものを準備しよう

特性や好みに合ったものを準備することがポイント!

猫に合わせた動線
▲猫に合わせた動線

猫がリラックスできるトイレ
▲猫がリラックスできるトイレ

猫草
▲猫草

◎動線
猫には動線があります。例えば、まずキャットタワーに行って、このソファに乗って、この机を横切って、若い猫と変に接触しないようになど、自分で好きな動線でトイレに行ったり水を飲みに行きます。その動線を考えて、動線上に邪魔がないようにします。あるいは、お子さんがいたり犬を飼っている場合は、猫が犬や子供に会わずに水を飲みに行ったりトイレに行ったりしたいかもしれません。そういったときには家具の配置を考えてみるとよいでしょう。 また、気が合わない猫同士がすれ違わないように、キャットタワーやキャットウォークを配置して動線を考えることもできます。
床におりなくても大事なところ(トイレや水飲み、ご飯の場所など)に邪魔されずに行けるかどうかを考えてみると猫にとって幸せでしょう。

◎トイレ
猫は自分の体長の約1.5倍のトイレが必要です。その理由として、猫は砂を掘ったり歩き回ったり様々な動作をする動物なので、動けるスペースを確保してあげることが必要だからです。落ち着ける場所に大きいトイレを置いてあげましょう。

◎爪とぎ
色々な種類がありますが、それぞれの好みがあるので、好みの爪とぎを選んであげましょう。木や段ボール、麻などの素材を床に置く、立てかけるなど置き場所・置き方でも好みがあるので、好みに合わせた爪とぎを準備してあげてください。猫にとって爪とぎはコミュニケーションツールとなっており、マーキングの意味合いもあるので、その猫のこだわるポイントがあります。人間が置きたい場所に置くのではなく、猫がどこで爪とぎをしたいかを考えます。猫が色々な場所に爪とぎをして困ることがありますが、どこで爪とぎをしているのかを確認し、その位置に爪とぎを置いてあげます。壁でするなら壁の立てかけタイプ、畳にしてしまうなら横に敷くタイプの爪とぎを用意するとよいでしょう。

◎猫草
猫草を好んで食べる猫もいます。猫にとって安全な猫草を与えないと観葉植物や違うものを食べてしまう可能性があるので、忘れがちですが準備するとよいでしょう。

基本的な猫との暮らし方の情報はこちらのホームページでも発信しておりますので是非ご覧ください。
【URL】https://wan-nyan-kurashi.com/

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